まわれまわれ。




巡る命と共に








 
 




まわれまわれ。


掌から零れ落ちていく時間と共に。









まわるだけまわって。


色んな思い出を二人で作って
その先には何が残るのだろう?

また、あの悲しみを。
もしくは、それ以上のものを体験しなければいけないのだろうか?

死んだ様に生きている毎日は、今でも変わらない。
周りでは、時間が流れて
あの声も、体温もあの時最後に触れたままで
何も変わる事のないまま




今日も空は高く

そして、蒼く晴れていた。















 









巡れ。

季節と共に。



 




限られた時間に想いをのせて。


因果というなら、なんと惨いことか










 


強い命が心を射抜くから

赤い瞳が見つめるから。






さぁ、行こう。


運命の向こう側まで。




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