叫んで君を呼んでも

君はその歩みを止めないだろう。
長い旅路を行く、その一端のまた端っこで
出逢ったに過ぎなくて






 




君にとって、私はただの他人でしかなく
それに、何の意味も持たない
そんな存在でしかないのだろう。










この道の先、その向こう。

ちりゆく桜を見つめて。
















































前を見て
光を避けて、遠く
思い描いている場所へ

限られた時間を、その脚で










あるく。


あるく。






旅を続ける君の






その足元の、桜を越えて
命を踏み越えて



 



湖の畔を。







森の小道を。


 




君は前に進む。


時折振り向いて悪戯な笑顔でこちらを見て




 



過去を捨て
差し出す手の中に、未来を手に入れながら。



 



















それでも

君はあるく。







誰かの心に足跡を残しながら。









そうして、いつかこの世界に融けてしまおう



いつかまた逢えるその日まで。




























おしまし














たびさま
Key/わびさま





お時間を頂いてしまい、申しわけありませんでした。
撮らさせて頂けました事
心より感謝いたします。
ありがとうございました。



。。