気紛れなのだろう、きっと。 いつもなら、夢も見ず ただ、眠りについているであろう時刻。 その日だけは眠ること無く。 暗さに絶えかねて、構内に。 仄かに明るくなりつつある世界を 移動する。 彼女との距離を縮める為に。
いつもと違う朝焼け。 長岡で新幹線に乗り換え、座席に着いた途端 一気に意識が途絶えた。 そして。 気がつけば夕闇。 次に