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瞬間を切り撮る。

幾度となく自分を問いつづけながら
行ってきた行為。

最初の頃は、止る時間が楽しく
眼に映るもの、多くを撮っていた。





その内包する危険性を知りながらも
私は夢中になった。



そのうちに
被写体は花、風景といった植物へと変化した。

そして
人間の写真を撮る事が出来なくなった。

変わりゆく姿に悲しみを覚えて。


 



 





着ぐるみという、コミュニケーションをとる事の出来る
永遠に近い存在。
その、「変わらない」事に、私は魅了された。

もし、可能ならば、共に、永遠を生きてゆきたい。
そう想うほどに。


 


 





 
































世界よ。

この広い世界よ。

叶う事であるなら、この者達に、永遠を。
























進む道の先に、安らぎを。
















足跡には平穏を。









































夜は、悲しみを伴わない闇を。



























そして、優しい夢を。











彼女の視点