前に









車で、市内に。








 









そして。





 

 





隣から楽しそうな声が聞こえる

でも、それも聞こえなくなる。

















優しい笑みで、見つめてくれる

この人が居るから。






あぁ。そうだ。

私は、こんな時間が欲しかったんだ。

君と時間を共有したかったんだ。




 


優しい君の声。

仕草も全て、いとおしくて。


解ってる、これが、一時の夢でしかない事も

少し、時間が流れてしまえば
逢えなくなってしまう事も。

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忘れたくないんだ。

ほんの些細な事でも。








































朝が来て。私は皆と別れる。



 





最後の時に、出発の時を思う。








こうやって、悲しみだけが残って。

その悲しみを埋めようとして、また出逢いに行こうと・・・・・・。


解っていたのに。



































飛行機の中、一人泣きながら

窓から外を見る。


































地上をよそに、透き通る空。


心を突き刺す、蒼。



それがとても痛くて・・・・・・。
























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おまけ