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幼い頃の記憶を辿り、夜が明けると。

そこにはちとせさんが居た。



「一緒に・・・・」と、手を引かれ、南禅寺へ。




 

 

 







涼しげな緑に囲まれて




 



 





こんなにも、はっきりと。





 






ちとせ。

千年の歳を意味する名前。


[ 京都は、桓武天皇が784年(延暦3)長岡京に、794年(延暦13)平安京に遷都し
1868年の東京遷都までの約1000年の長きにわたり都として栄えた。 ]

その頃から、ここに居たの?





そう思えるほど、彼女は自然に溶け込んで。



















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何かを発見。

 




鳩は逃げました。

















そして、平安神宮へ。










 


昔を思い出しましたか?







緩く続く道を


 



まるで、住処のように








木漏れ日と戯れながら

私の先を歩き、案内する。


 







ここが世界への出口。


ここをくぐれば、暫く逢う事が出来なくなるはず。







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